ドラム缶の便利な関連製品・サービス
弊社はドラム缶を撹拌容器として活用することを推奨しています。
お客様の中にはドラム缶を撹拌容器として活用することに抵抗感があるお客様もおられるようですが、ドラム缶に関連する製品やサービスは多くあり、すごく便利で、ドラム缶にはかなり多くのメリットがあります。
弊社お薦めのドラム缶に関連する製品とサービスをご紹介致します。
@ 特殊なドラム缶 ⇒ 洗浄性アップ ⇒ 洗浄時間短縮
特殊なドラム缶があることをご存知でしょうか?
ドラム缶で高粘度液を撹拌する場合等、撹拌翼をイージーオーダーしても、底面部と側面部に付着する場合がありますが、左下写真のようなR付きの特殊なドラムの使用して頂ければ、洗浄時間を短縮できます。
下写真以外にも 100・250・300・350Lタイプや サニタリータイプ他、多くの種類のドラム缶がリーズナブルな価格で販売されています。
ナベ底タイプ ストレートタイプ
A 内面カバー ⇒ 洗浄時間省略
ドラム缶には内面をカバーする製品があることをご存知でしょうか?
接着剤のように洗浄し難い液体を撹拌する場合には、内装袋やライナー(樹脂製容器)で内面をカバーして撹拌すれば、撹拌後 破棄すれば固着することなく、洗浄時間が省略できます。

又、材質がステンレスでなくても良いので、容器の価格が大幅にに安くできるメリットもあります。
弊社お客様の中には、大きな厚めのビニール袋を使用されているお客様もおられます。
ケミドラム (北陸ドラム工業株式会社製) 内装袋 (アソー株式会社製)
ポリエチレン製ライナー(容器)の厚み:1.3mm
鉄製ドラム缶(外装容器)の中に、右写真の内装袋よりも分厚いポリエチレン製ライナー(内装容器)をセットした容器です。
耐食性が高いので、酸性・アルカリ性の液体or粉体に対応可能です。
低密度ポリエチレン製袋の厚み:0.1〜0.3mm
容器内の袋を利用すると、使用後は袋を交換するだけで容器を繰り返し使用できるので、洗浄コストを大幅に抑えることができます。
B ドラム缶用バルブ ⇒ ポンプ・配管の洗浄時間短縮
ドラム缶にバルブを取り付けると、小分け作業する際 便利です。
ドラムコック (株式会社大阪タイユー製) バルブ付ドラム缶(弊社にて取付加工)
ドラム缶専用の小分け作業に便利なバルブです。
バルブメーカーの一般的なボールバルブでなく、本バルブを指定されるお客様もおられるので、使い勝手が良いのだと予想します。

ポンプで排出して、小分けするよりも、容器から直接小分けした方がポンプ・配管の洗浄時間を短縮できます
塗料のような粘度が高く、乾き易い液体なら、ドラム缶にバルブ付けて、小分けすることをご推奨致します。
お客様の要望に応じて、上写真のようにドラム缶の下側面にニップルを溶接して、バルブを取り付けています。
特殊なドラム缶や市販品のタンクにもバルブを取り付けていますので、ご希望の方は是非 ご相談下さい。
弊社では 撹拌に支障が無いようにできる限り ニップルを短く、又 被撹拌物を排出する際 底面に残らないように できる限り 下側にニップルを溶接するように心掛けています。
左写真のドラム缶は高粘度液を撹拌する目的に使用するので、かなり大きいサイズのバルブを取り付けています。

洗浄性を考慮すると少しでも大きいサイズのバルブがお勧めです。
ドラム缶用のボルト固定タイプの邪魔板(バッフルプレート)も設計製造販売していますので、セットでご購入下さい。
C ドラム缶 反転装置 ⇒ 高粘度液排出時の洗浄時間短縮
ドラム缶専用の反転装置があることをご存知でしょうか?
撹拌後、被撹拌物をを排出する際、反転して、排出できます。
特に高粘度液の場合、ポンプで排出するには 特殊な高出力の高価なポンプを使用しなくてはならず、しかも 撹拌後にはポンプだけでなく、配管も洗浄する必要があるので、洗浄に多大な時間を要します。
タンクを反転させて排出する場合なら、タンクを洗浄するだけで済み、高粘度液対応ポンプよりも タンク反転装置の方が一般的に安価です。
今後は多品種少量化がさらに進んでいくと考えれますので、ポンプで排出するよりも、反転装置で排出した方が洗浄時間が短縮でき、イニシャルコストも安くできることが期待できます。
ドラムダンパー (株式会社大阪タイユー製)
投入口高さ1100mmタイプ 投入口高さ500mmタイプ ホイスト用 フォークリフト用
足踏み油圧式ペダルを踏めば上昇、バルブをゆるめるだけで自然に下降します。 横倒ししたドラム缶を吊上げることもできます。
D ニチゼンのドラム缶専用撹拌機
弊社は長年 ドラム缶専用撹拌機を設計製販売しており、ドラム缶で難易度の高い撹拌の実績もありますので、弊社製品もお役に立てると思います。
ドラムワンタッチミキサー ドラムリフトミキサー ドラムリフトミキサー(電動式) ドラムリフトミキサー(エアシリンダ式)
E ドラム缶専用 ヒーター
ドラム缶専用のヒーターがあることをご存知でしょうか?
簡単に取り付け取外しできるのが大きなメリットで、多くのメーカーが様々なタイプの製品を販売しています。
ラバーヒーター (株式会社八光電機製) 保温ジャケット (株式会社八光電機製)
ラバーヒーターと温度調節器が一体化されており、締付け金具がワンタッチ式のため、簡単に取り付け可能です。
マグネットシートタイプの製品をラインアップしているヒーターメーカーもあり、磁石の付く箇所であれば、簡単に取り付け可能です。
温度センサーをヒーターの表面に取り付けて、直接温度をコントロールしています。
又、温度過昇防止(温度ヒューズ)も備えています。
保温ジャケットを巻くことでヒーター表面からの放熱を抑制することができ、保温時の消費電力を半分以下にすることができます。
なお、保温ジャケットはラバーヒーターを取り付けた状態で取り付けることができます。
F ドラム缶 レンタルサービス ⇒ 洗浄時間省略
ドラム缶をレンタルしてくれる企業があることをご存知でしょうか?
ドラム缶を使い終わったら、引き取ってくれるので、洗浄時間を省略でき、廃棄問題もありません。
又、レンタルサービス以外にもドラム缶を洗浄してくれる企業や、中古のドラム缶を販売する企業もあるので、ドラム缶を活用すれば大きなコストダウンを図れる可能性があります。
ドラム缶をレンタルしている企業 株式会社エム・エス・シー
弊社がドラム缶を撹拌容器として活用することを推奨する理由がわかって頂けましたでしょうか?
上記で紹介した以外にも便利な製品やサービスはありますし、今後も新しい製品やサービスは出てくると思います。
ドラム缶であれば、多彩な活用方法が選択できますので、多彩なアイデアが沸いてくるのではないでしょうか?

最後に、弊社の意見を補足させて頂きます。是非参考にして下さい。
〔A〕 多品種少量撹拌 ⇒ 容器数量増 ⇒ 安価なドラム缶活用
多品種少量撹拌に対応するには、多くの容器が必要になりますので、安価な容器を活用することも、多品種少量撹拌のポイントになります。
ステンレス製容器は一般的に高価ですが、輸送に活用されているドラム缶やコンテナーは大量生産しているために安価です。
〔B〕 小分け作業時間省略
運送する容器で撹拌すれば、そのまま 蓋を締めて運送できますので、撹拌した後に小分けする時間(≒入れ替え時間)を省略することができます。
ペール缶や1斗缶の場合だと、使い終わった後の容器の廃棄問題があり、小容量過ぎてもデメリットになってしまうようですが、ドラム缶なら廃棄問題のデメリットはありません。
最近では樹脂製コンテナーを活用されている企業も多いですが、コンテナーはマンホール口径が小さく、撹拌難易度の高い場合は撹拌性能面にデメリットがあります。
しかし、ドラム缶なら撹拌性能面のデメリットはありません。
〔C〕大容量撹拌は撹拌時間を長くする要因
撹拌機の回転数が撹拌時間に大きく影響する傾向にあります。
小容量サイズの撹拌機の回転数は400rpm以下までが一般的ですが、大容量サイズの撹拌機の回転数は200rpm以下が一般的です。
撹拌翼径が大きい場合、軸振れの問題があって、回転数を低くしなければならず、大容量で撹拌すればする程、回転数が低くなり、撹拌時間は長くなる傾向にあり、最適な撹拌容量の見直しが、撹拌時間短縮につながると弊社は長年の経験から確信しています。
〔D〕今後、多品種少量撹拌の重要性はアップ
パソコンメーカーでは、ベルトコンベア式の大量生産方式から、セル方式と呼ばれる一人組みの生産方式に変えて、大幅な組立時間短縮を実現した例が1990年代初めにありました。
2015年5月 日刊工業新聞に、「化粧品メーカーが多品種少量生産に対応するためにセル生産を拡大した。」との記事が掲載されていました。
又 2010年代初めに、ある化学メーカーのお客様から「以前はタンクローリーで運送していたのが、コンテナーやドラム缶での運送が増えた。」とお聞きしたことがありましので、化粧品メーカーだけでなく、化学メーカーも多品種少量生産へと徐々に変化していると考えられます。
今後はますます 多品種少量撹拌の重要性が増し、撹拌容器の数量は増えると、弊社は予想します。